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【レビュー】お金2.0-新しい経済のルールと生き方-信用経済と価値主義について

こんな方におすすめの記事

お金2.0って聞いたことあるけどよくわかっていない」

「働き方や生き方に悩みがあってこの本が気になってる」

「本読む時間ないけど、内容だけサクッと押えておきたい」

はい、どうもやぎです!

最近、よく聞くようになりましたよね。お金2.0

ぼくも半年前くらいから気になってたんですけど、やっと先日この本を読むことができました。

仮想通貨、ブロックチェーン、シェアリングエコノミー、評価経済など、こういった言葉を聞いたことがある方も多いと思います。

お金2.0は、このようなお金や経済に関する新しい技術やあり方について、全体感を理解するのにベストな本だと思います。

というわけで、「お金2.0-新しい経済のルールと生き方-」紹介していきます。

この記事の内容
  • 新しい経済とお金のあり方。(これまでの金融やサービスとは別で新しく作られていくものなので一言ではまとめられません笑)
  • 「お金」とは、「価値」を媒介するツール
  • 経済は、お金に支配されていた「資本主義」から、お金に変換される前の価値を中心とした「価値主義」に変わっていく
  • 迷ってるなら絶対読んだほうがいい

お金2.0-新しい経済のルールと生き方-

お金2.0-新しい経済のルールと生き方-

出版 : 幻冬舎×NEWSPICKS

著者 : 佐藤航陽

まず、著者の佐藤さんについて簡単に紹介します。

佐藤さんは、時間を売買するシステムの「タイムバンク」というサービスを立ち上げたことでも有名な方です。

しかも、フォーブスの「日本を救う起業家ベスト10」にも選出されています。

そして、佐藤さんがこれからのお金のあり方や、新しい経済についてわかりやすくを説明した本が、この「お金2.0-新しい経済のルールと生き方-」です。

お金の正体

●お金は価値の保存、尺度、交換の役割を持つもの

●もともと価値を運ぶものだったけど、次第にお金がお金を生むようになりお金を中心に経済が構築されていく(資本主義)

お金の正体は一言で言えば、「価値」を運ぶ「道具」です。

物々交換をイメージしてもらうとわかりやすいと思います。

昔って卵と魚とか、野菜と肉とか、それぞれにとって欲しいもの(価値)をモノでやり取りしていました。

ただ、食料は腐りやすいし、遠くに運ぶには面倒。だからその当時、価値を何かに変換しておく必要がありました。

これがお金の始まりです。

この時、初めてお金が価値を運ぶものとして生まれ、今日までその役割が残ってきているんです。

そして、このお金を中心として成り立っている社会が資本主義経済です。

テクノロジーが変えるお金のカタチ

●テクノロジーの変化は、点ではなく線として捉え、1つの現象として理解することが大事

●これまで中央集権化で成り立っていた経済や社会が分散化していく

●分散化という大きな流れの中でシェアリングエコノミー、トークンエコノミーなどが機能していく

AI、IoT、ブロックチェーン、VRなどここ最近のITの発達は目まぐるしいですよね。

ポイントは、今あげたテクノロジーを1つ1つ独立したものとして捉えるのではなくて、それぞれが連鎖して次の現象を引き起こしていく性質のものだと理解しておくことが大切です。

特にここ最近で、最も大きな現象は「分散化」です。これはこれまでの経済システムを根本から覆す概念になります。

なぜだと思いますか。

それは、れまでの経済は「中央集権化」で成り立っていたからです。

ネットが発達する前までは情報は一か所に集めたほうが効率がよく、さらに情報があるほうが力を持つことができていました。

しかし、現在ではネットが発達し、誰でもスマホで簡単に情報を手に入れることができるようになりました。

そうなると、もう情報を一か所に集める必要がなく、個々でやり取りしたほうがより効率的になります。

結果として、情報やコミュニティが分散してきたということです。

ちなみに分散化という大きな流れの中で代表的なものが、

UBERやAirbnb→シェアリングエコノミー

ブロックチェーン→トークンエコノミー

などです。

価値主義とは何か?

●価値主義とは2つの大きな変化が混ざった現象のこと

●1つ目の変化はお金と経済の民主化すること

●2つ目の変化はお金(資本)にならない価値で回る経済が実現すること

お金と経済の民主化するっていうのは、通貨の発行など国家の専売特許だったことが、ブロックチェーンなどのテクノロジーの進歩で誰でも自由にすることができ始めているということです。

お金(資本)にならない価値で回る経済が実現することっていうのは、今までのお金に支配されていた「資本主義」から、お金に変換される前の価値を中心とした「価値主義」に変わっていくということです。

価値には3種類あります。

① 有用性としての価値

②内面的な価値

③社会的な価値

資本主義では①のみを価値としてきましたが、価値主義では3つ全てを価値と捉えます。

そして、特に共感や感謝など内面的な価値をデータ化して作られる経済が、最近話題の評価経済(信用経済)です。

お金から解放される生き方

●「儲かること」から「情熱を傾けられることへ」

●枠組みの中での競争から「枠組み自体を作る競争」へ

評価経済で内面的な価値が経済を動かすようになると、儲かることよりも、何かに熱中しているほうが結果的に利益を得られるようになっていきます。

今までは、資本主義で会社や既存の組織の中での競争がほとんどだったと思います。

ですが、これからは自分の価値観で組織やコミュニティを作っていくことが大切になります。

もうすでに、それにいち早く気づいている人たちが、どんどんオンラインサロンなどを立ち上げていっています。

加速する人類の進化

●価値主義の時代では、宗教が大きな影響力を持ってくる

●「お金」は単なる「道具」である

日本人は大半が無宗教ですが、例えば、キリスト教、ヒンズー教、イスラム教など各宗教の人たちがオンライン上でコミュニティを作られるとそれだけで数億人規模になります。

しかも、その中でトークンエコノミーを形成すると世界最大の経済圏になるでしょう。

最後にこれからのお金、経済、そして人類の進化をまとめてみます。

お金や経済は人類の進化に大きな役割を果たしてきました。

ただ、あくまでもそれはツールに過ぎないんです。

これまで、「価値」を運ぶためのツールのはずだった「お金」が、今では「価値」そのものだという錯覚に陥っています。

これからは「お金」は「ツール」として、「価値」は「価値」として理解して生きていくことが必要なんじゃないかと思います。

そして、これから来るであろう、新しい経済を深く理解して「お金」に縛られずに生きていくためにこの本はとてもおすすめです。

よかったらぜひ読んでみてください。

ABOUT ME
goat07
最近話題の情報をつぶやきます。 25歳。理系アパレル会社員。 コーヒーが好きです。 自由を探しています。